入れ歯・義歯について詳しく解説

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2025.06.01

入れ歯（義歯）とは

入れ歯とは、歯を失った部分を補うために使われる取り外し可能な人工の歯です。
歯が欠けたり抜けたりした場合、そのまま放置すると食べ物が噛みにくくなるだけでなく、他の健康な歯にも影響を与えることがあります。
そこで入れ歯を使用することで、食事や会話の質を改善し、生活の質を向上させることが可能です。

入れ歯・ブリッジ・インプラントの違い

歯を失った際に選べる治療方法として、主に「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。
それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあり、どれが一番適しているかは、患者さんの歯の状態や生活スタイルによって異なります。

入れ歯

取り外し可能で、比較的治療期間が短く、全身疾患を持っている方でも対応が可能です。
しかし、噛み心地が天然の歯に比べ劣るため、違和感を感じることが多いです。

ブリッジ

隣の歯を削って支えるため、違和感が少なく、噛む力も入れ歯より強いです。
しかし、隣り合う健康な歯に負担がかかるのがデメリットです。

インプラント

顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法で、噛み心地や見た目が最も自然です。
ただし、外科手術が必要で治療期間が長く、費用も高額です。

入れ歯のメリットとデメリット

メリット

・取り外しができてお手入れがしやすい
・治療期間が比較的短い
・保険適用が可能で、費用を抑えられる
・外科手術を必要としないため、全身疾患がある方や骨が少ない方でも治療可能

デメリット

・外れやすく、違和感が残る
・発音がしづらくなることがある
・噛む力が天然歯に比べ弱い
・金属のバネが目立つことがある
・自費治療の場合、費用が高額になることがある

保険の入れ歯と自費の入れ歯

保険診療で作れる入れ歯は、レジンというプラスチック製の材料を使用しており、費用が比較的安価です。
しかし、素材や形状が制限されているため、耐久性や審美性に限界があることも特徴です。
一方、自費で作る入れ歯は、材料やデザインの自由度が高く、耐久性や装着時の違和感が少ないことが大きな利点です。
自費の入れ歯には、金属床やスマイルデンチャー、シリコン入れ歯など、さまざまな種類があり、個々の患者さんに合わせたカスタマイズが可能です。